「シングルスでなかなか思うような戦績が出ない」
「惜しいところまではいくけど勝ちきれない」
「格上にかてるようになりたい」
このような悩みをお持ちではないでしょうか?
シングルスは考え方を変えるだけで劇的に勝てるようになります。
この記事では、シングルスで勝つために大事なポイントを紹介します。
記事を読み終えると勝つために大事なことを認識できるようになり、今まで超えられなかった壁を超えたり、格上に勝てるようになります。
上手いと強いの違いを把握しよう
「上手い」と「強い」は似ているようで全く違います。
あなたの周りに
いいショットは打てるけど試合ではあんまり勝てない
逆に
見た目そんなに強くなさそうだけど勝つ
そんな人はいませんか?
これが上手いと強いの違いです。
前者が上手い人、後者が強い人です。
試合で勝つためにはいいショットを打つかどうかではなく、最終的にポイントを取れるかどうかが大事です。
もちろんミスなくいいショットを安定させられるならいいことですが、たいていはいいショットを打とうとしてミスするケースが大半です。
いいショットで1ポイント取っても、簡単なミスで2ポイント取られては絶対に勝てません。
いいショットを打てるかどうかではなく、今持っているものでどうポイントを取るかにフォーカスしましょう。
これを実践するだけで今のままの実力でも今より勝てるようになります。
次の章で具体的な方法や考え方をご紹介します。
シングルスで勝てるようになる極意
ここではどうすればシングルスで勝てるようになるかを具体的にご紹介します。
もちろん圧倒的な実力差を埋めるためには練習で自分を高める必要がありますが、少しの実力差などは考え方や工夫だけでひっくり返せます。
あくまで僕の考えなので、いいなと思ったものをピックして実践してみてください。
この記事が皆さんの戦績アップや勝利に役立つことができると嬉しいです。
1、簡単なミスをしない
試合で勝てない原因で圧倒的に多いのが簡単なミスです。
ミスには「いいミス」と「もったいないミス」があります。
いいミスとは自分の状況やポジションに対して適切なショット選択をして積極的に打った時のミスです。
自分から攻める姿勢を貫き、その結果ミスをすることはしょうがないし次に繋がります。
もったいないミスはその逆です。
自分の状況やポジションに対して適切でないショット選択をしてのミスです。
例えば、相手の体勢が整っているのにベースラインの後ろからストレートに強打したり、調子があまり良くないのに変化を加えず同じミスをしてしまうなどです。
このようなポイントがラリーが繋がっていない3球目などで連発すると、これほど相手にとって楽なことはありません。
もったいないミスをしていないかを常に確認してください。
自分がどれだけ調子が悪くてもこれぐらいならできるといった基準を持っておくことも重要です。
このもったいないミスを減らすことで相手にプレッシャーをかけられます。
2、打ちすぎには注意
ボールが甘くなってはいけないと思い、球が速くなりすぎている人が多いです。
しかし、無理をして速い球を打ってもデメリットが多いです。
・ミスが増える
・合わせるだけで返される
・早く返ってくるので準備が間に合わない
などです。
攻めれるときは速い球を打ち込んでもいいのですが、苦しい場面や無理して打つ速い球は自分の首を絞めてしまうことが多いです。
同じペースで打ち続けると慣れられてしまい、相手の調子を上げてしまう恐れもあります。
更に、たいていの人は遅い球を自分から打ちにいくより速い球を合わせて打つ方が得意です。
速い球の方が合わせただけでいい球がいくので、慣れられると気持ちよくプレーされます。
ペースが一定になりすぎていないか確認しましょう。
3、消極的になりすぎていないか
これは先ほどの打ちすぎの逆ですね。
守りを重視するのは悪いことではありません。
ミスを少なくして辛抱強く粘ってチャンスを見逃さずに責めるスタイルは隙がなくてとても強いと思います。
ただし、ミスを恐れてしまいただ入れにいってしまっている、チャンスボールが来てもつないでまた後ろに戻るなど消極的な守りになってしまうのはもったいないです。
明確な意図を持って守備をしましょう。
ミスが怖いときはリスクをとことん下げても大丈夫です。
自分からしっかりスイングしてそこに打っていれば多少コースが甘くても一発で決められることはほぼありません。
それよりは緊張して身体に力が入ってしまい、ミスしたらどうしようと思いながら試合に臨む方がきついと思います。
4、相手の特徴をつかむ
自分に目を向けてしまい、相手に目を向けられていないと相手に何もさせずに負けてしまう場合があります。
自分がどういうプレーをするかももちろん大事ですが、それと同じぐらい相手についての情報を持っていることが大事になります。
「バックが苦手だからバック中心に攻めよう」
「速い球に強いから球足を遅くしてスライスも混ぜよう」
このように相手の特徴をつかんでいるとするべきことが明確になります。
自分のプレーを貫きつつ、相手の弱点を狙いましょう。
特に調子が悪いときやリードされているときは自分に目が向きやすいので、そういうときこそ相手に目を向けてみましょう。
5、サーブの確率を意識する
ファーストサーブを全てフラットで思いっきり打っていませんか?
それでコントロールできて70%以上の確率を保てているなら問題ないのですが、なかなか難易度が高いです。
そして70%以上の確率を保っていても同じ速さで打ち続けていると慣れられることが多いです。
フラットサーブがメインなのは良いのですが僕は回転系サーブと1.5サーブというものを混ぜるのをおすすめしています。
回転系サーブはスライスサーブやスピンサーブです。
確率も上がりやすいし、フラットが来ると思って曲がるサーブや跳ねるサーブが来ると相手に迷いを生じさせることができます。
1,5サーブというのはファーストサーブとセカンドサーブの間ぐらいのスピードのサーブです。
調子が悪いときはこの1,5サーブで安定させて徐々に上げていくのが良いです。
毎回セカンドサーブになってしまうと自分は緊張してしまうし、相手はどんどん攻められるようになってしまいます。
スピードを少し落としたとしても、ファーストサーブの確率が良いというだけで試合を有利に運びやすくなります。
6、さまざまな球を駆使する
打ちすぎには注意の項目でも少し書きましたが、ペースが一定になってしまうとどんなにいい球を打っていても相手はだんだん慣れてきてしまいます。
僕の知り合いでもめちゃくちゃ上手いのに同じ球しか打たないために、前半はリードするけど後半に一気に逆転される選手がいます。
球のスピード、球種、角度、高さなど様々な要素を組み合わせて変化をつけましょう。
相手に気持ちよくプレーさせないことが大事です。
特に格上と試合するときに真っ向からやりあおうとしすぎず、是非ペースを変えて気持ちよく打たせないようにしてください。
こういったプレーをしていると、相手の調子が落ちることがあります。
僕の好きなアンドレイ・ルブレフ選手のような武器を持ってる人は別ですが笑
そうでなければ、さまざまな球を駆使して変化を持たせたゲーム展開をつくってみてください。
7、練習でできる以上のことを発揮しようとしない
基本的には試合で練習以上のパフォーマンスはなかなか発揮できません。
なので練習通りにできないと落ち込む必要はありません。
それは当然のことなのです。
慣れてないコート、緊張、観客などいつもと違う環境でテニスをするためです。
調子がいつもよりいいというときもあります。
そういうときはどんどん思い切ってください。
ただ、あらかじめ練習以上のパフォーマンスが発揮できないとわかっていれば、調子が悪くても対処できます。
もちろん自分がいい状態で試合に入れるというプラスのイメージもしてほしいので、僕のおすすめは自分の一番いい状態を想像することと最悪の状況の想定どちらも行うことです。
そうすることによってどんな状況になったとしても柔軟に対応することができます。
調子が悪いときの対処法
誰にでも調子の悪いときはあります。
どれだけ準備をしてきたとしてもです。
そのときに大事なのは自分を責めずに、そんなときもあるよねと受け入れてあげる。
そして少しずつ自分の調子を戻してあげることです。
急に調子が上がることはありませんが少しずつなら戻すことは可能です。
調子が悪いと気が合って当然という考えと自分なりの対処法を持っていると楽になるので、是非参考にしてみてください。
1、リスクを下げる
消極的になりすぎていないかの項目でも少し書きましたが、崩れてきたなと思ったらリスクを下げてみましょう。
自分が崩れているのに無理をすると、ミスの確率は高まりますし相手も楽になってしまいます。
ペースを落としたり、狙うコースの範囲を狭めてまずは簡単なミスを避けましょう。
球が遅くても高くて深い球だったり、コースが甘くてもしっかり振りぬいていたら案外攻められないものです。
2、ポイント間を長く使う
崩れてきたときは時間をゆっくり使いましょう。
相手が構えてるからといってすぐに次のポイントを始めてしまうと、相手のペースになりやすいです。
ポイント間の20秒をフルに使って深呼吸などをして力みを取ったり思考を整理してみてください。
僕は本当に流れが悪いときは、ほどけてもない靴紐をわざとほどいて時間を確保したりしています(秘密でお願いします笑)
逆に自分の調子がいいときや流れが来てるときはテンポよくポイントに入りましょう。
意外とこのポイント間というのが、試合の流れに大事なのです。
3、できることに集中する
試合でないものねだりをすることはおすすめしません。
試合中に上手くなることなどほぼないからです。
試合では今自分が持っているものをどううまく使うかを考えてください。
もっと上手くショットが打てたらなーなどと考えるのはもったいないです。
調子が最大に悪くてもできることはあるはずです。
できることを重ねていくことで、調子も少しずつですが上がっていくはずです。
どれだけ崩れてもこれならできるというものを自分の中に持っておくと良いです。
僕は最大限調子が崩れたらまずは全力で走って相手コートに深く返すことを意識して、そこから少しずつ攻められるボールは攻めたりコントロールして自分が主導権を握れるようにしています。
4、切り替えのスイッチを持つ
これはルーティーンに近いですね。
自分が調子悪いなというときに切り替えられるような動きや習慣があると良いです。
僕は空を見上げて深呼吸しています。
僕の知り合いでは、屈伸をする、ガットをいじる、ポジティブな言葉を言う、チェンジコート時に梅干しを食べる、などさまざまでした。
笑顔をつくるなんかもいいですね。
無理やりにでも笑顔をつくると表情につられて身体の緊張がほぐれやすいみたいです。
これは人それぞれ違うと思うので、自分なりの切り替えのスイッチを持ってみてください。
まとめ
この記事では今の実力のままできることをまとめました。
練習で自分を高めることと同時に行っていただけると嬉しいです。
1、簡単なミスをしない
2、打ちすぎには注意
3、消極的になりすぎていないか
4、相手の特徴をつかむ
5、サーブの確率を重視する
6、さまざまな球を駆使する
7、練習でできる以上のことを発揮しようとしない
1、リスクを下げる
2、ポイント間を長く使う
3、できることに集中する
4、切り替えのスイッチを持つ
シングルスの試合中は周りに頼ることはできないので、自分で自分を鼓舞したり励ます能力がとても大事になります。
自分自身というのは最大の味方にも最大の敵にもなり得ます。
是非自分自身を最大の味方にして、パフォーマンスを向上させて楽しみながら戦績も上げていきましょう。
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