「もっといいショットを打たなければ」
「もっとうまくならなきゃ」
「ミスなんかしてたらだめだ」
「こんなんじゃだめだ」
そのようなことを思いながらテニスをしていませんか?
上達志向なのはとてもいいことです。
上手くなろうとしないことには上達はあり得ません。
しかし、それで自分を苦しめてはいませんか?
完璧主義すぎると、たとえうまくいっていたとしてもなかなか満足できずに、精神的に苦しくなってしまいます。
この記事では、完璧主義と上手く付き合えるようになる方法や考え方をご紹介します。
完璧主義と上手く付き合うための方法
僕も昔はめちゃくちゃ完璧主義でした。
完璧主義はしんどいだけでなく成長も阻害しかねないです。
しかし完璧主義は悪いことではありません。
むしろ完璧主義と上手く付き合えるようになると、爆発的に成長できるようになれます。
完璧主義とは真面目で上達志向がある人しかならず、それらは間違いなく長所です。
この記事を読んで完璧主義を上手く自分のプラスにしていただけると嬉しいです。
1、~しなければいけない思考をやめる
もっと上達しなければならない
試合に勝たなければいけない
そう思ってしまう方が多いと思います。
この、~しなければならないという思考が自分を抑え込んでしまう要因になりやすいです。
ミスしてはいけないとかもそうですね。
~しなければならないという言葉を、~しようとか、~したいという言葉に置き換えてみましょう。
勝たなければいけない → 勝ちたい、勝つためにはどうすればいいだろう
などです。
否定語は身体を固めてしまうのです。
これを肯定語に変えてあげるだけで、全然違います。
~しよう、~したいといった言葉を意識的にたくさん使ってあげてください。
2、完璧などないと理解する
そもそもテニスにおいて完璧とはなんでしょうか?
ミスを0にすること
相手に1ポイントも与えない
思った通りのショットを打ち続けること
などされると完璧だなと思いますが、こんなのはほぼほぼ不可能です。
ミスをしたり、上手くいかないことがあるのが当然なのです。
冷静に考えると当たり前でしょと思うかもしれませんが、これをテニスをしているときに認識できていない人が多いです。
完璧などないのに完璧を目指しても堂々巡りです。
一生満足できません。
まずは完璧を目指しすぎていないか確認しましょう
3、理想を下げる
完璧などないと認識してから、理想を下げてあげましょう。
もちろん最終的にこうなりたいと思うのは持ってていいです。
しかしいきなりそこを目指すとしんどいです。
何事も段階を踏むことが大事です。
0点スタートだとしたらまずは1~10点を目指します。
そこから11~20点、21~30点というふうにしてあげましょう。
どれだけ小さくても「成功体験」というものがあなたに自信を与えてくれます。
4、自分に優しくなる
自分に厳しいことは成長するためには必須です。
しかし完璧主義の人は自分に厳しすぎます。
常に自分のことを鞭で叩いているような状態です。
最初は無理やりでもいいので、人に使うような言葉を自分にも使ってみてください。
いいショットを打ったら「ナイスショット」と自分を褒めてあげる
ミスをしたら「どんまい」と自分を励ましてあげるのです。
多くの人はいいショットを打ったらまぐれとかまだまだと言って
ミスしたらなんでミスするんだとか、だめだとなってしまいます。
テニスは自分で自分を支えるという力が非常に大事なスポーツです。
最初は違和感や恥ずかしさなどあると思いますが、清々しい気持ちになれます。
これだけでもテニスが楽しくなると思います。
5、開き直る
「諦める」
と聞くとネガティブな言葉に聞こえますがそれだけではありません。
どれだけやっても上手くいかないときは
「しょうがない」
「そんなこともある」
と開き直ってポジティブに諦めることも大事です。
真面目な人ほど問題に真っ向から立ち向かってしまいますが、上手くいかないときにただぶつかるだけではなかなか上手くいきません。
開き直っていい意味で諦めた結果、上手くいくこともあります。
上手くいかないときは視野を広く持って真面目な心を捨ててみるのも良いです。
6、自分の良いところに目を向ける
ほとんどの人が、自分の苦手や課題にばかり目を向けてしまいます。
苦手や課題の克服は大事です。
しかしそこばかりに時間を割きすぎていませんか?
自分の苦手や課題以上に自分の得意を伸ばしましょう。
得意なショットを打つのは楽しいと思います。
その気持ちが苦手なショットにもいい影響を与えてくれます。
苦手に目を向けすぎるとその気持ちが生まれないので気分が落ちやすくなって、成長もしにくくなります。
自分のいいところを自分で言うことは恥ずかしいことではありません。
是非自分の得意やいいところを語れるようになってみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
僕自身とても完璧主義だった過去があり正直苦しかったです。
常に満足できず焦りが生まれて頑張りすぎて疲弊してしまう。
そんな人は少なくないと思います。
しかしそれで大きな怪我をしてしまったときに
「度を越えた頑張りは逆にマイナスに作用されてしまうこともある、もっと自分に優しく頑張りすぎず、楽しんでいいんだ」と思えるようになりました。
完璧主義すぎると100点以外は喜べない、下手すると100点でも喜ばないこともあります。
そもそも完璧って何でしょうか?
人の可能性は無限大だとすれば、完璧はもう成長しないということではないでしょうか。
そう考えると人間は常に未熟だし、常に素晴らしいと思います。
僕のおすすめは、今に満足しながら上達志向を持つことです。
満足したら成長は止まるといいますが、満足しないと豊かさがなくなると僕は思います。
満足する自分と、満足しない自分
その両方の考え方を上手く使い分けてあげるのがいいと思います。
どうか自分を追い込みすぎず、楽しく健全に上達していただけると嬉しいです。
1、~しなければいけない思考をやめる
2、完璧などないと理解する
3、理想を下げる
4、自分に優しくなる
5、開き直る
6、自分の良いところに目を向ける
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